「最近、動機が止まらない…」「眠れないし、汗が止まらない…これって更年期?」
そんな悩みを抱える40代、50代のあなた。たしかにその症状、更年期によくあるものかもしれません。でも、ちょっと待って。実は更年期に似ている症状で、別の原因のものがあるんです。
今日は、知っておいて損はない「更年期と似た症状の別の原因」をご紹介します!
更年期と思い込む前に疑うべき病気や状態
更年期の症状といえば、
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イライラや不安
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ホットフラッシュ(ほてり)
- 指が強張る
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疲れやすい
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めまい、動悸
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眠れない
といったものが代表的ですよね。でも、これらが実は更年期ではなく、他の原因だったということも。どんな可能性があるのか、見ていきましょう。
1. 甲状腺のトラブル(甲状腺機能亢進症・低下症)
甲状腺ホルモンが多すぎたり少なすぎたりすると、更年期に似た症状が出ます。
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亢進症の場合:汗が止まらない、動悸、イライラ、不安
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低下症の場合:だるさ、冷え、体重増加、気分の落ち込み
甲状腺の異常は血液検査で簡単にわかります。気になる方は早めに検査を!
2. 貧血
「最近めまいがひどい」「疲れが抜けない」という症状、もしかしたら鉄分不足が原因かも。
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鉄欠乏性貧血:顔色が悪い、息切れ、集中力の低下
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潜在性貧血:血液検査で数値は正常でも、鉄のストックが不足している状態
これも血液検査でチェック可能です。鉄分を含む食材やサプリメントで改善することができます。
3. 自律神経失調症
「体がだるいけど原因がわからない」という場合、自律神経が乱れている可能性があります。
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朝起きるのがつらい
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日中に急な動悸やめまい
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夜眠れない
更年期のホルモンバランスの乱れが引き金になり、自律神経も乱れやすいので、重なることが多いですが、単独の自律神経の問題の場合も。
4. 心臓や血圧の問題
動悸や息切れが頻繁に起きる場合、心臓や血圧の問題が隠れている可能性も。
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不整脈
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高血圧
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心臓の機能低下
これらは放置するとリスクが高いので、気になる症状があれば早めに循環器内科を受診しましょう。
5. リウマチや膠原病
関節のこわばりや痛み、だるさが続く場合、リウマチや膠原病の可能性も。
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朝起きたときに指や関節が動かしにくい
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疲労感が強い
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微熱や全身のだるさが続く
これらの病気は自己免疫疾患と呼ばれ、体内の免疫が正常な組織を攻撃してしまうことで起こります。早期発見が大切なので、気になる場合はリウマチ内科や膠原病専門医を受診してください。
どうやって区別するの?
「更年期かどうか、どうやって見分ければいいの?」と思った方、まずは更年期だろうと放置した理、自己診断をしないで、これをチェック!
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症状が続く期間を観察する
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更年期の症状は波があることが多いです。一方で、特定の病気の場合、症状がずっと続くことも。
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婦人科を受診する
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更年期のホルモンバランスの検査を受けることで、原因がホルモンなのか、それ以外の問題なのかがわかります。
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血液検査を受ける
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甲状腺や貧血、自律神経の状態を確認できます。婦人科や内科で相談を。
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まとめ:早めの受診で不安を解消しよう
更年期の症状に似た体調不良、意外な病気が隠れていることもあります。でも、大丈夫。早めにチェックすることで解決できる問題ばかりです。
✅ 気になる症状はメモしておく
✅ 一生付き合える婦人科や内科の先生を見つける
✅ 自分の体の変化を見逃さない
何か変だなと思ったら、「年のせい」と決めつけず、プロに相談しましょう!あなたの健康を守るのは、何よりもまず自分自身。しっかりケアして、毎日をもっと楽しく過ごしましょう!