こんにちは。
腸内細菌と消化器疾患の関連について、
順天堂大学大学院の腸内フローラ研究講座の講演に基づいて、
最新の研究内容をわかりやすくお伝えします。
大草敏史・順天堂大学大学院腸内フローラ研究講座特任教授の講演では、
腸内フローラのバランスが消化器疾患に
大きく関連していることが強調されました。
腸内フローラのバランスを保ち、腸の防御力を低下させないことが、
消化器疾患を防ぐ鍵になると考えられています。
変化した日本人の食生活
2020年代の日本人の食生活は、
かつての和食中心だった1970年代に比べて大きく変わりました。
一番大きく変わったのは、穀類を食べなくなり、脂肪の摂取が増えたことです。
この2つの変化に比例する形で潰瘍性大腸炎が増えています。
また、近年注目されている「リーキーガット症候群」も増加していますが、
これは、高脂肪食が大きな原因です。
リーキーガットとは?
腸の粘膜には、体を守る「バリア機能」があります。
しかし、
✔︎糖質オフなどのバランスの悪い食事、
✔︎高脂肪食、
✔︎アルコール、
✔︎増粘剤、乳化剤、人工甘味料、加工食品
の摂取によってこのバリアが壊れ、
腸内の悪玉菌や毒素が腸壁をすり抜けて体内に漏れ出す現象。
近年、このリーキーガット症候群が増えており、
腸内フローラのバランスが崩れることで
さまざまな健康問題が引き起こされることがわかっています。
悪玉菌と腸のバリア機能の低下
消化器疾患の多くは、腸内細菌のバランスが崩れることで引き起こされます。
例えば、潰瘍性大腸炎では、悪玉菌の一種である「バリウム菌」が
腸の粘膜に影響を与え、炎症を引き起こします。
食生活が腸内フローラに与える影響
腸内フローラの健康を保つためには、食生活が重要です。
高脂肪食や砂糖、加工食品の摂取はリーキーガットを引き起こす原因になります。
また、偏食や栄養バランスの偏りは、
腸内細菌の多様性を減らし、健康に悪影響を与えます。
腸内フローラを整えるためには、
発酵食品や食物繊維を豊富に含む食品が推奨されます。
納豆、味噌、醤油、味醂、鰹節、糠漬けなどの日本の発酵食品をはじめ、
ヨーグルト、チーズなどのさまざまな発酵食品は
腸内の善玉菌を増やし、腸のバリア機能を強化します。
また、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌が
腸内フローラを健康に保つ役割を果たしています。
腸内フローラと疾病の関連
腸内フローラは、消化器疾患だけでなく、
がんや肝臓病、糖尿病などの全身の病気にも関与しています。
例えば、肝臓がんは、アルコールや果糖の摂取によって
「エンドキシン」という悪玉菌が腸管から漏れ出し、
肝臓に炎症を引き起こすことが知られています。
また、歯周病菌が食道に移行し、
食道がんのリスクを高める可能性も指摘されています。
膵臓がんにも歯周病菌が多く発見されます。
以上が講演内容の概要です。
結論:腸内フローラのバランスを整えるための食生活を
腸内フローラのバランスを善玉菌が優勢の状態に保つためには、
バランスの取れた食生活が不可欠です。
脂肪や人工甘味料の摂取を控え、
発酵食品や食物繊維を積極的に取り入れること。
いろいろな種類の穀類、野菜、果物、豆類、芋類、海藻類を食べることで
腸内フローラの多様性を維持できます。
週に30種類食べてるのを目標にするといいそうです。
このことが消化器疾患やその他の病気のリスクの軽減につながります。
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文)久保田ミオ /ラクニコディレクター、美容ジャーナリスト
元ダンサー、食生活指導士、アロマテラピスト、プロのための腸ケアサロン「エクセベル」メンバー
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