飲む点滴「米麹甘酒」の魅力
「飲む点滴」と言われる米麹の甘酒。麹菌がお米を分解してできたアミノ酸と糖が細胞のエネルギーになるので、夏の暑さで食欲が落ちて栄養不足になりやすい体を元気にしてくれます。
特に注目すべきは、米麹甘酒に含まれている「グルタミン」です。グルタミンは筋肉の中に存在するアミノ酸で、術後や怪我、激しい運動の後に補給したいと言われる重要な成分です。
グルタミンのすごいところ
- 腸粘膜を作る → 免疫力アップ
- 筋肉のエネルギー → 持久力をキープ
- 肝機能を向上
- 認知症を予防(グルタミン酸)
グルタミンは熱に弱いので、熱を加えないで飲める甘酒は、アミノ酸のかたまりとして理想的です。
甘酒が夏の腸にいい理由
- シミを予防:ビタミンB群が新陳代謝を活発にし、美白成分「コウジ酸」がメラニンの生成を抑制します。
- 善玉菌を増やす:グルコシルセラミドが腸の炎症を抑える善玉菌を増やします。
- オリゴ糖たっぷり:食物繊維のオリゴ糖が善玉菌を増やします。
- リラックス:リラックス成分、GABAを生成し、毒素のアンモニアも解毒します。
夏の腸が弱りやすい3つの理由
理由1:交感神経が優位に
気温が高いと交感神経が優位になりやすく、自律神経が乱れて腸の働きが弱まります。
理由2:睡眠の質が下がりがち
寝苦しい気温や湿度、自律神経の乱れで睡眠の質が低下し、腸内細菌の活動も低下します。
理由3:冷たい食事が増える
冷たいもので腸が冷えたり、水分の摂りすぎや食欲低下で食物繊維が減ると、善玉菌が減少し、腸粘膜が薄くなって免疫力が低下します。これが夏にお腹を下しやすくなったり、夏風邪の原因の一つです。
まとめ
夏バテした腸に、米麹甘酒でエネルギーチャージ。ぜひ活用してくださいね。麹とお米の種類によって、いろんな味の甘酒があります。私は福井県のマルカワ味噌の玄米麹の甘酒が好きです。好みの味の甘酒を見つけるのも楽しいと思います。
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文)久保田ミオ /ラクニコディレクター、美容ジャーナリスト
元ダンサー、食生活指導士、アロマテラピスト、プロのための腸ケアサロン「エクセベル」メンバー