更年期世代が感じる”なんとなく不調”の正体:「朝食を食べる」だけで改善!

更年期世代が感じる”なんとなく不調”の正体:「朝食を食べる」だけで改善!

忙しい朝、つい朝食を抜いてしまっていませんか?

または、「朝は食べない方がすっきりする」という理由で朝食を抜く習慣があるかもしれません。

でも、45歳を過ぎて更年期に差し掛かると、以前は平気だった

”朝食を抜くこと”が「なんとなく不調」の原因になっている可能性があるのです。

今回は、朝食を抜かないことが、どうして更年期世代の体と心に良いのか、そしてどんな朝食が不調改善に効果的なのかを詳しくお伝えします。


1. 朝食を抜くことで乱れるホルモンバランス

朝食を食べないと、体は空腹状態をストレスとして捉え、

ストレスホルモンであるコルチゾールが過剰に分泌されます。

このコルチゾールの急上昇が、自律神経を乱し、ホルモンバランスにも悪影響を与えます。

特に更年期世代はエストロゲンの減少により、

もともと自律神経が乱れやすい状態にあります。

そのため、朝食を抜くことがさらに不調を悪化させる要因になってしまうのです。


2. 朝食で整える1日のリズム

朝食は、体を目覚めさせて1日のリズムを整えるスイッチの役割を果たします。朝食を摂ることで血糖値がゆるやかに上がり、

エネルギーが効率よく供給されます。これが体温や血流を促進し、自律神経を安定させる助けになるのです。

特に更年期世代では、この「1日のリズム」が整うかどうかで、

その日の気分やエネルギーレベルに大きく影響します。

朝食を抜かないことは、心と体を安定させるためにとても重要なポイントなのです。


3. どんな朝食が不調改善に効果的?

「何を食べるか」も大切です。

更年期の不調改善には、以下のような朝食を意識してみましょう。

  • たんぱく質と食物繊維を豊富に含む朝食
    たとえば、卵、納豆、野菜スープ、果物、米などがおすすめです。たんぱく質は筋肉や代謝をサポートし、体にエネルギーを供給します。一方、食物繊維は腸内環境を整えて便通を改善するだけでなく、食後の血糖値の急上昇を抑える効果もあります。

    朝に食物繊維をしっかり摂ることで、ランチを食べた際にも血糖値が上がりにくくなり、太りにくい体作りにもつながります。さらに、安定したエネルギー供給が可能になるため、午後まで元気に活動することができます。

  • 発酵食品を取り入れる
    ヨーグルトや味噌汁など、発酵食品には腸内環境を整える善玉菌が豊富に含まれています。腸内環境を改善することで、メンタルの安定や肌の調子も向上するでしょう。

  • 温かい飲み物でリラックス
    朝は体温が低い状態なので、温かい白湯やハーブティー、味噌汁を飲むことで体を温め、自律神経を整えます。冷たい飲み物よりも、胃腸に優しい選択を心がけましょう。


4. 腸内環境を整えると、不調が改善される理由

朝食を抜かず、腸に優しい食品を摂ることは腸内環境を整えるのにも役立ちます。

腸には、私たちの免疫やメンタルを支える重要な細胞が多く存在しており、

腸内環境が整うことでメンタルの安定、エネルギーの向上、肌の改善など、さまざまな健康効果が得られます。

さらに、腸内環境が整うことでホルモンバランスもサポートされ、

自律神経の安定につながります。

朝食で腸内の善玉菌を増やすことが、「なんとなく不調」の改善につながるのです。


最後に

更年期の不調がなんとなく続いている…と感じている方は、

まず「朝食を抜かない」ことから始めてみませんか?

体に優しい朝食をしっかりと摂ることで、心と体が整い、

1日が気持ちよくスタートします。

腸内環境とホルモンバランスを整えながら、元気で明るい毎日を目指しましょう!

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文)久保田ミオ /ラクニコディレクター、美容ジャーナリスト

元ダンサー、食生活指導士、アロマテラピスト

数々の体験と取材から、女性の美と健康は、食と腸と女性ホルモンのケアに宿る!という結論に行き着き、2023年に大豆発酵食品「フェムソイ」を発売。

 

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