44歳と60歳で加速する老化...対策を考えました

44歳と60歳で加速する老化...対策を考えました

 2024年8月14日付けで学術誌『Nature Aging』に

アメリカの名門スタンフォード大学とシンガポールの南洋理工大学が

「44歳と60歳で急激に老化する」という研究結果を発表しました。

この発表を読んでから、気になってしょうがありません。

 

この年齢で、なぜ急に老化が進むのでしょうか?

私たちの体で一体何が起きているのでしょう?

今回は、これらの年齢に起こる女性特有の体の変化と、

今すぐできる老化対策についてお話しします。

 

44歳で感じる変化:ホルモンバランスの乱れと更年期の入り口

44歳頃になると、多くの女性が

「最近、なんだか疲れやすい」

「お肌のハリがなくなってきた」

など、体調の変化を感じ始めます。

この時期に訪れるのが、プレ更年期

更年期の兆しが現れ始める時期で、

女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)の分泌が徐々に減少し、

不調が現れやすくなります。

エストロゲンは、コラーゲンの生成や肌の保湿を保つ役割を担っているため、

分泌量が減ることでしわやたるみが増え、髪のツヤも失われがち。

見た目にもしわや髪の変化を感じやすくなります。

また、ホルモンバランスの乱れは自律神経に影響を及ぼし、

睡眠の質が低下したり、気分が不安定になることもあります。

 

60歳での変化:エストロゲンの減少と腸内環境の重要性

60歳を迎えると、多くの女性が更年期を通過し、

ホルモンの変動が落ち着く時期ですが、

エストロゲンの分泌は非常に少なくなります。

このエストロゲンの減少が、再び老化のスピードを加速させる原因となります。

肌のハリや筋肉量の減少、骨密度の低下などが目立つようになり、

体全体の「若々しさ」が失われやすくなります。

 

ただし、これを恐れる必要はありません。

ホルモンバランスや腸内環境を意識してケアすれば、

若々しさを保つことができます。

必要なのは、「年齢に合わせた適切なお手入れ」です。

 

女性ホルモンと腸内環境のつながり

実は、女性ホルモンと腸内環境には密接な関係があります。

腸内には、エストロゲンを代謝する細菌が存在し、

この細菌が正常に働くことで、

体内のエストロゲンバランスを維持する手助けをしてくれます。

しかし、腸内環境が乱れるとこれらの細菌の働きが低下し、

ホルモンバランスが崩れやすくなります。

 

また、腸内環境が整っていると、

腸内で生成されるセロトニン(「幸福ホルモン」とも呼ばれる神経伝達物質)が増加し、ストレスの軽減や睡眠の質の向上にもつながります。

骨や血管、免疫など、年齢とともに健康年齢も低下しやすい器官にとっても、

腸内細菌が関係していきます。

つまり、腸を健康に保つことは、

心身のバランスを整えるためにも非常に重要なのです。

 

40代になったらすぐ始めたい「腸活」と「ホルモンケア」


1. 発酵食品で腸内環境を整える

腸内環境を整えるためには、発酵食品の摂取が効果的です。

納豆やヨーグルト、味噌などの発酵食品には、

腸内の善玉菌を増やし、腸内フローラを整える効果が期待できます。

毎日の食事にこれらを取り入れて、腸内環境を健康に保つことが、

ホルモンバランスのサポートにもつながります。

2. 食物繊維で腸をサポート

腸の健康には、食物繊維も欠かせません。

食物繊維というと、何か特別な栄養素やサプリメントと思われることが

あるのですが、

食物繊維とは、毎日食べている、緑黄色野菜や根菜、豆類、米や小麦などの穀類、海藻類、果物のことです。

 

食物繊維は腸の動きを助け、便通を改善してくれるため、

体内の老廃物をスムーズに排出することができます。

腸内細菌の種類によって、好みの食物繊維があるので、

いろんな種類の果物や野菜、豆類、全粒穀物を積極的に摂るよう心がけましょう。

 

3. フェムソイでホルモンバランスをサポート

更年期を迎えると、エストロゲンの減少が進み、

骨、血管、肌、髪、腸内環境にも影響を及ぼすことがあります。

そこでおすすめしたいのが、フェムソイ エクオール プラスです。

フェムソイに含まれるs-エクオールが、

エストロゲンのホルモンバランスを整えて、

更年期の不調を軽減する効果が期待できます。

さらに、フェムソイは土壌菌で大豆を発酵させた発酵食品でもあり、

腸内環境を整える力も持っています。

この2つのアプローチで、腸と女性ホルモンの両方をサポートし、

心と体を整えてくれるのです。

4. リズムを整える生活習慣を意識

腸内環境を健康に保つためには、規則正しい生活習慣が重要です。

毎日同じ時間に食事を摂り、適度な運動を取り入れ、

睡眠をしっかりとることで、自律神経が整い、

腸もリズムよく働くようになります。

特に、更年期には体のリズムが乱れがちなので、

意識して生活リズムを整えることが大切です。


最後に

44歳と60歳で訪れる体の変化は、

女性ホルモンと腸内環境の影響が大きく関わっています。

しかし、腸活やホルモンケアを取り入れることで、

その変化を和らげ、若々しい心と体を保つことができます。

毎日の生活の中で、少しずつ意識を変えることで、スローエイジングを実現できます。

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文)久保田ミオ /ラクニコディレクター、美容ジャーナリスト

元ダンサー、食生活指導士、アロマテラピスト、プロのための腸ケアサロン「エクセベル」メンバー

 

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